Yarn - 糸 / Works
Mt. Dhaulagiri 1, Himachal Pradesh - Nepal
ネパール - ヒマーチャル・プラデーシュ州
ダウラギリ山1(8,167m)の麓イタリーベースキャンプへ
自生している水晶を探しに
2007年 9月 - 10月
:
まずは友人ケシャンの故郷(約2,400m)へ向かうため
ポカラからローカルバスに乗り登山口があるビマ村まで移動する。
ビマ村の宿に1泊し翌朝出発。
:
ケシャンとはインド北部で出会い
里帰りも兼ねたダウラギリ行きのタイミングも重なり
イタリーベースキャンプまでを賄っているバガラの村人と共に導いてくれた。
ケシャンの家族と会えることも楽しみのひとつ。
:
:
夜間に着くとケシャンのお母さんが出迎えてくれた。
ネパールではお馴染みのお米に牛のミルクをかけて夕食をいただく。
明日の出発に備えて離れの小屋を借りて眠りについた。
:
目覚めてすぐケシャン家の周辺を歩いて
陽射しを浴びながら雪解け水で身体を洗った。
ケシャンの家族は麦や穀物の畑と水牛や鶏を家畜で育て
ネパール式ストローベイルハウスやトイレなどすべて手作り。
調和と循環の自然を敬う暮らしをしていた。
:
:
出発前にはケシャンのお兄さんが玄関前で儀式的に鶏を絞め
その肉を使って作られたスープをいただく。
それは最高のもてなしであるとケシャンが話していた。
ケシャンとお兄さんは骨も余すことなくゴリゴリと音を立てて骨の髄まで食べていた。
:
△ケシャン家族と村の子どもたち
:
ダウラギリ山へ向けてはじめのポイントまで歩き始める。
:
△写真中央に蜜蜂の巣がたくさん
△滝や温泉もそこかしこに
△シコクビエ(四石稗)畑
ネパール焼酎ロキシーRaksiの原料にされたり
脱穀後に石臼で粉にして練り団子などにして食べられている。
:
△歩き始めて3日間くらいは雨で足場が悪く滑りやすい
左側は急な崖なので覚悟して通る。
帰りは石積みの階段が完成していた。
※これは帰りの写真
:
現地の言葉で「ジュガ」と呼ばれている小さなヒルが
気づくと足首に吸い付いていることがよくあった。
見た目は気持ち悪いけど悪い血を吸ってくれるのは有難い。
無理に取ろうとすると血が止まらなくなる。
:
△道中こういった小屋が休憩ポイントとなっていて雨が続くと何泊もすることに
△荷物を持って道案内をしてくれたバガラの村人ママ(←名前)
:
ここでも1泊。
:
△バガラ村から眺める山。
△村人お手製の吊り橋。連日の雨で水の流れが強い。
△ケシャンと村人
△この池の辺りからスピード上げぎみにラストスパート
雨も降り始めたので暗くなる前に着きたい。
:
:::::
:::
:
:
陽があるうちに目的地ダウラギリ山1麓のイタリーベースキャンプ(約3,500m)に到着。
霧が濃くまだ全貌は見えずともすでに言葉をなくすほど。
:
:
雪崩が落ちる音と共に地響きを幾度も感じた。
:
目覚めてすぐにテントから外へ出ると
霧のない澄んだ空気が漂っているのを皮膚で感じ
今日こそはと山に目を向けた。
快晴!
東から昇る朝日を受けて
白い山とその頂の方までもくっきりと確認できた。
:
△ダウラギリ1を背にダウラギリ2を眺める
:
ダウラギリ山は1〜4まであり、1が一番高い。
ネパールのヒマラヤ山脈には8千メートル級の山々が多く
世界各国の登山隊が登頂を目指して行き交う地。
:
滞在した10日間のうち霧がかっていることが多く時には数メートル先さえも見えなくなる。
白い湯気のような煙のような霧が視界の全体を絶えずうごめいて
ゆっくりと移動していく。
:
::::::
:::
:
夜
晴れていれば星々と月の存在をたっぷりと味わって
曇りや雨なら霧に包まれて水の循環を聞き
雷と風に警告を感じると
あと何日ここいることを許されるかを予測していた。
:
:
在るものすべてが活き活きとシンプルに
身体と心の芯が整って行く。
お母さんに抱っこされている赤ん坊のような感覚を何度も感じていた。
:
:
水晶
水晶の存在は山道の足元や岩場などそこら中に見られたけど
いわゆる六角柱状の水晶は
すでに削られたあとのものばかりだった。
村人に聞くとローカルでも過酷な場所へ行かないと見ることも難しく
観光者が簡単に行けるような場所にはもう残されていないという。
私たちは採掘が目的ではなく活きている水晶を直に見て触れてみたかったのだけど
どうやらこの近辺の自生したものは
すべて村人が蓄えて管理されているらしい。
:
△チベット国境のあるMustangムスタンへとぬける道
アリ地獄のよう
:
:
落石で死人が出たと村人が話していた。
落石があった場所は2日前に歩いてきた道だと知り
背筋がピンと張りつめる。
運が悪いと即死の恐れがあると聞いていた。
重い荷物を持って移動する場合にも
重心が傾いて落下するケースも多々あるようで
常に緊張感があった。
:
:
到着して数日後
フランス人など7、8人がイタリーベースキャンプへやってきて急に賑わしくなる。
登山のために道を整えるため
トランシーバーで何度も今後の天候や次の計画について話しているようだ。
ヒマラヤの案内人であるシェルパの村人も何人か同行していた。
滑りやすい岩場の石積み階段も彼らが関わっているとか。
:
:
バガラの村人は自家製のロキシーRaksi(焼酎)を持ち寄り
いつも人が集まると飲み交わしていた。
:
雨で身動きが取れない時に毎日来ていたある村人は
私たちが2日間かけて来た道を半日でやってくる。
ロキシーを目一杯飲んで
いつも短パンとぺったんこのサンダルか裸足の様相で
陽気に村を行き来していた。
:
△山を降りる前にバガラの村人と
:
数日後に雨が降り出すと村人が教えてくれて
出発の日が決まった。
:
テントをたたんで降りる準備が整った。
ヒマラヤのエネルギーが全身の細胞に活き活きと満ちて
ここに辿り着いたときとはまた別の感覚だ。
再びケシャンの家へと山を降りる道中
バガラ村には顔の知った村人が幾人かいて
別れの言葉を交わしてダウラギリから少しずつ遠ざかっていった。
:
ケシャンの家に着くと陽気に温かく迎えてくれる家族に安堵した。
翌日ポカラ 〜 インド、ヒマーチャルへ
:
ケシャン、ママ、バガラの人々、タカ、本当にありがとう。
धेरै धेरै धन्यबाद !
:
:
村人との話のなかでよく話題になっていたのは
地球温暖化による気候変動や山への影響ついて。
山の氷河が溶けて氷河湖へ流れる水が急増し
このまま温暖化が進めば氷河湖が決壊すると言われて長らく経ちます。
水位が上昇し続けて洪水が起これば多くの犠牲者が出ると言われ
その被害はヒマラヤ山域国のみならず下流国にも及ぶとも。
他にも多くの伐採が行われ森が消えて土砂崩れを引き起こしていたり
冬虫夏草の奪い合いが起こっていたり
トンボの大量死が目撃されていたり
ヒマラヤにも様々なサインが現れていることを
年々重く感じ受けます。
::::::
:::
:
水晶についても同じことで
採掘の際にはダイナマイトを使用することもあり
それによって死者が出たこともあったそう。
取り尽くす勢いの圧力に興ざめた気持ちになったことも
貴重な体験の一つだった。
ヒマラヤでも環境保護のため採掘禁止とされているところが
今では多くなっていると聞きますが
石に触れることにご縁を受けている私自身を含め
ひとつの選択がどう影響して行くのか
特別に意識すべきことだと改めて感じます。
目的はきっかけに過ぎず
水晶と引き換えに最も大切な教えを得たことは
これからも御守りのように
感じ直して行きたい。
ヒマラヤの息吹に
尊敬と感謝を込めて
Apr. 2020
..................................................................
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
▷India - Jaipur ジャイプル,ラージャスターン州の州都 "Pink City"
▷India - Pushkar プシュカル,ラージャスターン州 ヒンドゥー教5大巡礼地のひとつ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
..................................................................
△
◀︎ ◯ ▶︎
▽
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
Jaipur ジャイプル"Pink City", India
Jaipur, the capital of Rajasthan, India
ラージャスターン州の州都ジャイプル "Pink City"
2006年 4月 - 5月 気温40〜50度
5月が年間で最も暑い この年は特別暑かった
(シーズンタイム:10月〜4月)
△ハワーマハル 風の宮殿 ... 工事中
.......................................................................
Amber Fort アンベール城
地元ではAmerアーメールと呼ばれる
とにかく猿と犬が多い
.......................................................................
Birla Mandir Temple ビルラ・マンディル寺院
アンベール城の帰りに時間があったので寄ってみる
白い大理石のヒンドゥー寺院
..................................................................
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
▷India - Pushkar プシュカル,ラージャスターン州 ヒンドゥー教5大巡礼地のひとつ
▷Nepal - Mt.Dhaulagiriダウラギリ山麓,ヒマーチャル・プラデーシュ州
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
..................................................................
△
◀︎ ◯ ▶︎
▽
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
Pushkar プシュカル
ラージャスターン州プシュカル湖の周囲に広がる古い街
ジャイプルの喧騒に疲れたらジャイサルメールかプシュカルへ行ったらいいよと
北部にいるときに旅人から何度も聞いていたので出向いてみた
ヒンドゥーの5大巡礼地のひとつで毎日のように鐘を鳴らしプージャが行われる
動物性のものは一切食さないためベジフードが主
プシュカル湖畔から眺めると西方の山の頂上にサーヴィトリ寺院
△サーヴィトリ寺院から眺めるプシュカル
..................................................................
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
▷Nepal - Mt.Dhaulagiriダウラギリ山麓,ヒマーチャル・プラデーシュ州
▷India - Jaipur ジャイプル,ラージャスターン州の州都 "Pink City"
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
..................................................................
チラシ/パンフレットetc
2011年から自身で企画をしたり
またはご縁がつながり作らせて頂いたチラシやパンフレットです。
チラシをクリックすると大きなサイズで見られます。
▷2011.07.10
北山茶会(名古屋) at 空色曲玉 (名古屋市中区)
東日本大震災後、各地で茶会をひらき輪をもつことに務められていた北山耕平さんを
名古屋へお迎えして茶会をひらきました。
▷2012.12.15(土)
キラッと光る生き方講座 at 愛知 個人宅
丹田で入れる美味しいコーヒーの入れ方講座:講師/川島隆
いのちからのメッセージ〜自然出産体験のお話会〜:シェアリング・ガイド/Achico
山崎美香さんと共同主催で企画しました。
..........................................................................................
▷2012.7.26-8.3
坂口火菜子による本「虹の戦士(翻案:北山耕平)」語り
& 大地の唄うたい雅紀与のギターとインディアンドラムLIVEツアー
岐阜 - 愛知の7ヶ所を巡るLIVEツアーを企画しました。
▷2013.4.6(土)
写真展「100人の母たち」と交流会
亀山ののこトークショー&スライド上映 at ウィルあいち
"世界のいのちのために わたし自身のために"
愛知のGAIAの会主催の企画。
原発のない世界を望む母たちの写真展。
チラシを担当しました。
..........................................................................................
▷2013.2.11
「内部被曝を生き抜く」上映 & 報告会 at ウィルあいち
主催:なごや国際オーガニック映画祭 プレ企画
チラシを担当しました。
▷2014.6.8(日)
虹の橋を架ける一日
at ホリスティックEARTH(東京都八王子)
昼:マクラメWorkshop / Guide 友記梅yukimi
夜:坂口火菜子による「虹の戦士」語り×じぶこんLIVE
「ホリスティックEARTH」と共に企画させていただきました。
..........................................................................................
▷2014.11.22〜12.5
マクラメアクセサリー展示販売会
at 畑の環(佐賀県松浦郡有田町)
作者:CORE 友記梅yukimi
「畑の環」店主 釣ともみさんと共に企画させていただきました。
.....................................................................................
▷2014.12.13〜2015.3.21
松澤学校〜調和と循環のワatフェアトレード・民家カフェ「白壁もやい 風の家」
福津農園(愛知県新城市)の主人松澤政満さんの4回講座。
主催:なごや国際オーガニック映画祭 プレ企画
チラシを担当しました。
▷2015.6.9(火) - 10(水)
14周年記念「虹色パヤカ祭り」at PAYAKA(浜松市)
14年目を迎えたPayaka企画。
表面:画家・宮下昌也さんの絵
チラシ構成・デザイン作成しました。
.....................................................................................
▷2015.9.26
有機農業の道〜松澤学校DVD上映会第5回 at ウィルあいち
福津農園(愛知県新城市)の松澤政満さんのシリーズ企画。
5回目の講座。
主催:なごや国際オーガニック映画祭
チラシを担当しました。
.....................................................................................
▷2015.10.10 / 10.24 / 11.21
有機農業で学ぶ〜2015年度なごや環境大学共育講座
「食の安全と生物多様性」
10月10日 講師:田端英雄 atウィルあいち
24日 講師:松澤政満 at福津農園
11月21日 講師:坂番雅美 atウィルあいち
主催:なごや国際オーガニック映画祭実行委員会
チラシを担当しました。
▷2016.2.20(土)
「遺伝子組み換えルーレット-私たちの生命のギャンブル」上映会
主催:なごや国際オーガニック映画祭
チラシを担当しました。
.....................................................................................
▷2016.2 岐阜市本町にある老舗料亭「後楽荘」
岐阜町ランチの案内チラシ
構成・挿絵:ご縁をいただき作らせていただきました。
..........................................................................................
▷2016.3
苗屋「Lion Seedling」(浜松市天竜区)の苗パンフレット
無農薬・無化学肥料で固定種の苗を発芽させて
丁寧に育てている野菜の苗のお店
野菜の挿絵:マスダワカナ / 構成・デザインの作成しました。
..........................................................................................
▷2016.4.17(日)
第3回なごや国際オーガニック映画祭 at ウィルあいち
映画6本上映。他、交流ブースを設置。
トークゲスト:監督・水澄げんごろうさん/主演・野田幸子さん
表写真:べっち/チラシ、当日パンフレットを担当しました。
..........................................................................................
▷2016.9 結婚式の歌詞カード
友人の結婚式に作らせていただきました。
▷2017.6.17(土)
映画「狂った蜂」は上映中止となり
映画「ニコチン・ビー」に差し替えての上映会
at 中生涯学習センター(名古屋市中区)
トークゲスト:白金丈英さん
主催:なごや国際オーガニック映画祭 プレ企画
チラシを担当しました。
..........................................................................................
▷2017.10.15(日)
映画「バナナの逆襲」第一部、二部上映会
at 愛知学院大学名城キャンパス
講師:関根佳恵さん
主催:なごや国際オーガニック映画祭 プレ企画
チラシを担当しました。
..........................................................................................
▷2017.10.16(月)
坂口火菜子による「虹の戦士」語り&じぶこんライブ
atひまわり工房(羽島郡岐南町)
古民家ひまわり工房にて店主片桐さんとの共同企画。
▷2018.4.13(金)14(土)15(日)
手作り作品展〜古布・小物・着物・アクセサリー等〜
at ひまわり工房(羽島郡岐南町)
古民家の居心地の良い空間で3日間に渡る6人展と販売会。
お世話になっている作家さんとの共同主催。
..........................................................................................
▷2018.12.16(日)
第4回なごや国際オーガニック映画祭
at 東別院会館(名古屋市中区)
講演:印鑰智哉さん
主催:なごや国際オーガニック映画祭
報恩講協賛行事と同時開催。会館内では6本の映画上映。
境内出店:精進マート & 映画祭オーガニックマート
主催:なごや国際オーガニック映画祭
表の豆写真:Lion Seedling 種市より
チラシ、チケット、当日パンフレットを担当しました。
▷2019 なごや国際オーガニック映画祭紹介チラシ
今まで上映してきた映画、プレイベントの内容をまとめました。
..........................................................................................
▷2019.1.26(土),28(月)
坂口火菜子による「虹の戦士」語り&じぶこんLIVE
at Tribal Arts (名古屋市天白区)
オーガニック・カフェ38(名古屋市熱田区)
企画&主催しました。
..........................................................................................
▷2019.12.15(日)
映画「都市を耕す - エディブル・シティ」
at 東別院会館(名古屋市中区)
協賛:東別院報恩講協賛行事/共催:精進マート
主催:なごや国際オーガニック映画祭
ゲスト:富田栄里さん、榊笙子さん、河村若菜さん
チラシ担当しました。
▷2020.7.11(土)
「遺伝子組み換えルーレット-私たちの生命のギャンブル」上映会
at ウィルあいち
講師:河田昌東さん / 主催:なごや国際オーガニック映画祭
チラシ担当しました。
▼
2010年7月25-26日"時間をはずした日"
安曇野地球宿にて「安曇野ネイティブ・ライフ」が行われた。
北山耕平さんによるネイティブ・アメリカンから学ぶ耳の訓練法"風をひらく"ワークショップ"、助産婦の高橋小百合さんと北山さんのお話会、夜は火を囲み北山さんのお話を聞くという豊かな時間。
本も多く並べられ、そのなかに『A Hawai'i Book Of Days 日々是布哇ひびこれハワイ』の復刻版を見つけパラパラと見ていると、すぐに胸を打つものを感じた。
並べられた本を一通り見終わったころ本が置かれていた机の隣に座られている北山さんにサインを求めて声をかけ、持っていた『日々是布哇』の本を手渡した。
ホクレア号の話や聖なるハワイの火山のこと、ハワイ諸島すべてが火山によってうまれた島でありその火山は彼らの文化において常にひとりの女性にたとえられてきたこと、そしてハワイで実際に体験されたことを語ってくださいました。
私がはじめて北山さんの本と出逢ったのは、インドのとある古本屋。
旅中に巡り合う本は他の旅人からのバトンを受け取るような感覚で、ぎっしりと詰め込まれた戸棚からふと手に取った本に刺激を受けると妙に必然的な何かを感じる。街で見かけて気になる古本屋に出逢うと時間をみつけてふらりと立ち寄るのが大好きだった。
「POWER OF STONE パワー・オブ・ストーン- 石の力と力の石 -」(荒地出版社)と題されたその本は、白い表紙に積み上げられた石だけがシンプルに目に飛び込んできて興味が湧いた。石の周りを編んで包むことを覚え始めたころ、さらには包み方を教えてくれた旅人とちょうど北山耕平さんについての話をしていたこともあり、導きを感じながらその本を購入した。
それから北山さんの様々な本と出逢い、ネイティブ・アメリカンの暮らしや教えを心で体感することで"地球に根を生やして生きる"とはどうゆうことか、自分という存在のルーツはどこにあるのか、あらゆる視点で"聞くこと"を学び受け、日々の様々な場面で支えられてきた。
故郷に戻ってすぐにお会いできるご縁をいただけたことは本当に嬉しいことだった。
サインを待っている間、「もしも許されるならば『日々是布哇』の毎日の言葉を私のホームページに掲載したい」と北山さんに話してみると「ぜひ載せてください」とすぐに頷いて、サイン入りの『日々是布哇』の本を私に手渡した。
本の見返しには" May You Walk in Beauty!北山耕平 "と書かれていた。
それからあっという間に10年のときが経ちました。
さまざまな物語が交差しながら変わりゆくときのなかで、育まれているものを感じます。
どうか日々の心の状態が「ハワイィ(神々の住まうところ)」と共にありますように。
最後に今もなお導いてくださる北山耕平氏へ
心より尊敬と感謝をお返しいたします。
2020.3月 春分の頃
CORE 伏見友記梅
補足:以前は旧ホームページに掲載を続けていたのですが一旦終了しその後はTwitterとFacebookページで配信しています。
- 『A Hawai'i Book Of Days 日々是布哇ひびこれハワイ』と北山耕平さんとの出逢い - より
::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::
:::::::
『A Hawai'i Book Of Days 日々是布哇ひびこれハワイ〜アロハ・スピリットを伝える言葉』
(Tao Lab Books) D・F・サンダース=著 / 北山耕平=訳 / 長崎訓子=絵
FBページ▽ (毎日配信中)
https://www.facebook.com/日々是布哇ひびこれハワイ-アロハスピリットを伝える言葉-2021557721473313/
Twitter▽(毎日配信中)
https://twitter.com/tomo_ki_ume
………………………………………………………………………